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吉川隆弘がミラノより綴る日々

Sant’Ambrogio サンタンブロージョ

2008 年 12 月 9 日

12月7日はサンタンブロージョ(聖アンブロージョ)の日でした。
 聖アンブロージョはミラノの守護聖人、この日はミラノは祝日(今年は日曜と重なったから関係無かったけれど)で、ミラノスカラ座のシーズンの開幕日でもあります。この日サンタンブロージョ教会の周りにはたくさんの出店が出て、日本の神社だかお寺だかの正月の屋台のようです。この屋台市は「O’bei, O’bei(オベイ、オベイ)」と呼ばれています。ミラノの方言で「うわーきれい!」というような感じの感嘆の言葉であるらしく、その昔、この出店の並ぶ様子を見た子供達の口から漏れる言葉がそのまま名前として残ったということです。イタリア語だと「O che belli!(オー・ケ・ベッリ)」です。
 これ以上ない「フロムミラン」なネタだと思い、勇んでカメラを持って行ってみたところあんまり人が多すぎたために少し尻込みして、手前で引き返して帰ってきてしまいました・・・。
 下は帰り道に寒くて震えながら撮ったピンボケのスフォルツェスコ城のイルミネーションです。

Castello Sforzesco

Castello Sforzesco

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ああ怖かった・・・

2008 年 11 月 27 日

 日本に発つ数日前、夜9時ごろにまじめにピアノを弾いていたところ、玄関の呼び鈴が鳴った。
 「誰ですか?」と聞いてみても返事がない。建物の門の外のインターフォンではなく、家の前の呼び鈴だったので、最近わりと夜も弾いていたから誰かご近所さんが苦情でも言いに来たのかな、とちょっとびくびくしながらドアを開けると・・

 うわっ!西洋の子供のお化けが出た!僕はもうほんとにびっくりしてしまったのである。
 よく見ると薄気味悪く笑いながら小さなバケツを僕に差し出している。

「何が欲しいのですか?」

「Dolcetti, scherzetti, dolcetti, scherzetti!」
直訳すると「小さなお菓子、ちょっとした冗談」という言葉を連発した。
意外と陽気である。
あまりに驚いたせいでろくな冗談も思いつかず、お菓子のような気の利いたものもないので、オレンジを差し出してみた。
お礼を言いながら、一人が
「おっさん、今日はハロウィンやでー」
と教えてくれた。なーんだ、そうだったのか。
聞くと近所の子供とその友達であった。ああ怖かった。

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