海原の小舟

前回芦屋クラシカでのショパンのバラード第1番をご紹介したので、すでに鏡全曲の紹介をしたときにここでシェアしましたが、再び、同じく芦屋クラシカでのコンサートのライブの海原の小舟を挙げておきますね。

この曲の邦題はいろいろありますが、言語では “Une barque sur l’ocean” ということですから、地中海ではなく太平洋や大西洋など大きな海の上の小さめの舟、シップではなくボートの感じでしょうか。このオーシャンはヨーロッパからすると大西洋に馴染みがありますが、この曲にもしもある種のジャポニスムをみたいと思う人は太平洋ということになるでしょうか。日本的な音は聴き取れないように思うので、これはどちらでもいいように思います。
ともかく、私(わたくし)は、と少し真面目に、この曲の冒頭には背景としての波打つ海、そして内声に舟を感じます。なんと単純な発想でしょうか(笑)。でも、海と舟、という感じは最終的には破棄されたラヴェル自身のオーケストレーションからも強く感じます。シンプルな音楽なのです。

芦屋クラシカ

芦屋にあるクラシカというサロンというのか、とても贅沢な60人程度入る空間があり、帰国するタイミングに何度もコンサートをさせていただいています。スタインウェイのDが入っていて、演奏する度に少しずつ成長しているようで、楽しみです。美しいサロンの写真はグーグルで検索してみてください。次の機会に写真を撮りますね。
去年12月のコンサートからショパンのバラード第1番をご紹介します。

斜陽館で演奏しました。

弘前のコンサートの翌日、5月19日には、太宰治の生家、金木町の斜陽館の米倉でサロンコンサートをしました。コンサートホールとは違った親密な空間で楽しめていただけたように思いました。

太宰治も愛用したというトンビコートまたはインバネスコートあるいは二重廻しを着てみました(笑)。和洋折衷の建物にぴったりのコートでした。