日経で紹介していただきました。

随分前になりますが、日本経済新聞の6月28日の夕刊で、新しいリストのCDをご紹介していただきました。

ライナーノーツを書いていただいた音楽ジャーナリストの伊熊よし子さんが文章を書いてくださいました。彼女とは、レコード芸術のインタビューで初めてお会いしました。一緒にお食事をした時の様子がこちらのポストで紹介されています。ブログホームページにもとても力を入れているということで、僕も見習わないといけませんね。

スカラ座で弾いて来ました。

ご報告が遅れましたが、3月10日から4月7日の間12公演、スカラ座のバレエ公演でキリアンの振付けの”Petite mort”の音楽、モーツァルトのピアノ協奏曲の21番と23番のゆっくりの楽章を弾きました。

初日のカーテンコール Photo: Marco Brescia Teatro alla Scala

モーツァルトの、というよりもクラシック音楽の中でも最も有名な曲ですが、バレエの音楽ですので、テンポは自由に決められるわけではなく、また、たとえばちょっとした装飾を付けたりするにしても、かなりきっちりとストイックにまとまったシャープな振付けで、むしろ音の少ない感じが踊りにはあっているようでもあり、いろいろと自分がソロで弾くのとは違った演奏をすることになり、様々な制約の中で納得のいく演奏のできるように努力しました。制約、と書きましたが、音楽からキリアンが感じ取って作り上げた振付けなわけで、僕はその振付けからインスピレーションを得て演奏に活かすことが出来れば素晴らしいなあ、とも考えて弾いていました。
ゆっくりの楽章だけの演奏ということで、特に楽器の調整には気を使いました。ファブリーニのスタインウェイのD588395で、同じ時期にスカラ座でアレクセイ・ボトヴィノフ(ゴールドベルク変奏曲)やチョ・ソンジン(ラフマニノフ3番)なども使ったので、日によって調整が変わり、スカラ座の調律師のサンドロと毎公演前に調整をするのが始まりでした。

開場前、舞台上で照明のチェックをしている下で調律しているサンドロさん

僕の細かい要求に根気よく対応してくれ、本当にピアノが好きなのだなあと、感謝するとともに感心しました。ミラノに来るたくさんの有名なピアニストたちの調律をしている人で(ポリーニの家のピアノの調律を常にしている人でもあります)、こぼれ話とともに、誰がどのような特殊な調整を要求するかなど、興味深い話もたくさん聞かせてもらいました。同じピアノで同じ会場でほぼ同じ調律師(2公演は僕の家の調律をしているガルディーノさんでした)で12回公演というのは滅多に出来ない貴重な経験で、非常にいい勉強になりました。
僕はたまにスカラ座のオーケストラのエキストラとしてオケの中でも弾きますし、特にそれぞれの楽器の首席奏者とは室内楽をしますので、このオーケストラはみんな知り合いといった感じで、楽しくもあるけれども、むしろそこでソロで弾くのは大きプレッシャーでもあるわけです。もちろん音色であったりフレージングやアーティキュレーションを聴いてくれて認めてくれる人もいるはずですが、これだけ少ない音の曲を弾くということは、一つでも音を間違えたらそれこそ誰にでも分るわけで、倒してはいけないと思っていると倒してしまうワイングラス、のような変な緊張感もあり、なかなかスリリングな時間を楽しみました。

GPはタキシードにネクタイで Photo: Marco Brescia Teatro alla Scala

オーケストラピットで演奏し終わったらすぐに舞台に上がって挨拶をしました。ダンサーたちはもともと礼をするのもとっても様になっている上に、舞台稽古から礼のチェックにも舞台監督から細かく指示があり仕上げられている中に、GPから突然舞台に放り出されたピアニストの図です(笑)。

初日のカーテンコール Photo: Marco Brescia Teatro alla Scala

初日のカーテンコール Photo: Marco Brescia Teatro alla Scala

日本での6月のコンサートのご案内

2018年06月16日(土) 西宮市プレラホール 13:30開場 14:00開演
2018年06月23日(土) 赤坂区民センター 区民ホール  15:30開場 16:00開演

【演奏曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2 『月光』
フランツ・リスト作曲
巡礼の年第2年「イタリア」より 第7曲 ダンテを読んで : ソナタ風幻想曲
巡礼の年第3年より 第4曲 エステ荘の噴水
モーリス・ラヴェル作曲
夜のガスパール

詳細はホームページのコンサートページをご覧下さい。

フェスティヴァル・ピアニスティコ・ブレーシア・ベルガモ

ヨーロッパを代表するピアノ・フェスティバルのひとつに、「フェスティヴァル・ピアニスティコ・ブレーシア・ベルガモ」というものがあります。http://www.festivalpianistico.it
今年54年目を迎えたこのフェスティバルは、その名の通り、ブレーシアとベルガモで開催されます。ブレーシアはミラノから東に100キロほどのところにある、ロンバルディア州の主要都市のひとつです。ミラノからブレーシア県に入ってすぐ、スパークリング・ワインで有名なフランチャコルタがあります。ブレーシアから北西に50キロほど行ったところにベルガモがあります。ベルガモはドニゼッティの生まれた街で街の劇場はドニゼッティ劇場と言います。
このフェスティバルは、はじめの5回程度はミケランジェリをメインのゲストとして開催されました。というのも、ブレーシアはミケランジェリの生まれた街なのです。ミケランジェリの死後、ミケランジェリ・フェスティバルという名前を使っていたこともありましたが、気難しいミケランジェリの未亡人と権利の問題になり、現在は「フェスティヴァル・ピアニスティコ・ブレーシア・ベルガモ」という名前に戻りました。

今年のフェスティバルのテーマは「ベートーヴェンとナポレオン」。同時代を生きた2人の偉人。交響曲英雄、ピアノ協奏曲皇帝など、様々な作品がナポレオンとの関連で語られますね。

4月26日、フェスティバル開催の前日に、ブレーシア国立音楽院のダ・チェンモ広場でレクチャーコンサートが開かれ、イタリアを代表する音楽評論家ピエロ・ラッタリーノ氏がお話をして、僕がピアノを弾きました。

午後18時開演ということでフォーマルである必要はないとは思いつつも、86歳の評論家と一緒なのでということでネクタイをして行ったら、彼はデニムでした(笑い)。

真剣に聴いてますね〜。

僕も真剣に弾いています。

ありがとうございました。

日本でのコンサートのお知らせ

5月27日 西宮市プレラホール 14:00 3月8日発売開始!
6月3日 赤坂区民センター区民ホール 16:00 3月11日発売開始!

プログラム
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
幻想曲 ト短調/ロ長調 Op.77
フランツ・リスト
超絶技巧練習曲第4番 ニ短調「マゼッパ」S.139-4
慰め第3番 変ニ長調 S.172-3
パガニーニ大練習曲第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」S.141-3
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 S.514

詳しくはコンサートページをご覧下さい。

ジュリエットからの手紙

「ジュリエットからの手紙」という題名の舞台を3月29日にイタリア文化会館東京でしますが、今朝、知人より聞いて同名の映画があることを知り、驚きました。映画の公式ホームページはこちら

私たちの舞台は、

シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」純愛が巻き起こす悲恋の主人公ジュリエットから届いた魂の手紙は、現代を生きる男女への恋愛についてのメッセージ。
ロミオとジュリエットの舞台となったイタリアの音楽で綴るピアノ演奏とネオクラシックな演出で好評を博した初演より2年、パワーアップして再演!

ということで、この映画とは関係ありません。

前回の公演から作ったトレイラーはこちら

それにしても、シェイクスピアが作った戯曲が400年以上経た今でもいろんな形で取り上げられているというのは、本当にすごいことですね。しかもシェイクスピアの戯曲より前にも、そのもととなったいろいろなお話があったようで(その辺りはwikipediaに詳しいので興味のある方はどうぞ)、ではジュリエットの生家、などがあり観光の目玉のひとつとなっているヴェローナは一体なんなんだ、と思いました。

何度も映画化されていますが、恐らく最も有名なものは、ゼッフィレッリ監督、ニーノ・ロータが音楽を付けたものでしょうか。

3月29日の公演のチケットのお買い求めはカンフェティのチケットサイト、または
Ampio吉川隆弘音楽事務所
Tel:03-6421-8131
Mail: ampio-tokyo@takahiroyoshikawa.com
までお願い致します。

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コンサートのお知らせ(詳細はコンサートページをご覧下さい)

吉川隆弘X西島数博『ジュリエットからの手紙』
2015/3/29(日)

昼の部 開演15:00 夜の部 開演18:00
イタリア文化会館・東京 アニエッリホール
S席 7,000円 A席 5,000円 全席指定

出演:吉川隆弘(音楽監修・ピアノ演奏)
西島数博(演出振付・特別出演)
富村京子(出演)
梶谷拓郎(出演・振付)

チケット販売
カンフェティ・チケット・センター Tel:0120-240-540(平日10:00~18:00)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=27375&

Ampio吉川隆弘音楽事務所 Tel:03-6421-8131
Mail: ampio-tokyo@takahiroyoshikawa.com

吉川隆弘ピアノリサイタル『幻想』
2015/3/20(金)19:00 西宮市プレラホール
2015/3/27(金)19:00 MUSICASA(東京・代々木上原)

プログラム:
ベートーヴェン作曲
2つの幻想曲風ソナタ Op. 27
n. 1 ピアノソナタ第13番 変ホ長調
n. 2 ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調『月光』
ショパン作曲
幻想曲 へ短調 Op. 49
2つのノクターン Op. 55
n. 1 ヘ短調
n. 2 変ホ短調
幻想ポロネーズ 変イ長調 Op. 61

3月20日(金)西宮市プレラホール
開場 18:30 開演 19:30 全席自由 3,500円
ご予約・お問い合わせ:Tel. 0798-73-3295
チケット販売:西宮市プレラホール Tel.0798-64-9485
e+ イープラス:http://eplus.jp
Ampio(吉川隆弘後援会)Tel.0798-73-3295
e-mail. ampio@takahiroyoshikawa.com

2015/3/27(金) MUSICASA(東京・代々木上原)
開場 18:30 開演 19:30 全席自由 4,500円
チケット販売:
カンフェティ・チケット・センター Tel:0120-240-540(平日10:00~18:00)
http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=27026&
Ampio吉川隆弘音楽事務所 Tel:03-6421-8131
Mail: ampio-tokyo@takahiroyoshikawa.com