フェデリーコ・モンポウの生涯についてはあまり知られていないかと思います。Wikipedia日本語版には、モンポウの父親は鐘作り職人だったとありますが、弁護士だったとも読んだことがあり、よく分かりません。「風景」にも鐘にまつわる曲があり、お父さんが鐘職人だったらとってもロマンティックでいいなーとは思います。
同じくWikipedia日本語版には、「フランコ体制の支持者であったためにサン・ホルヘ王立音楽院の教員に就くことができた。」とありますが、スペイン語版には「Fue miembro de la Real Academia Catalana de Bellas Artes de San Jorge y Premio Nacional de Música de España.」とあり、英語版には「An initial supporter of Franco’s regime, in Barcelona he became a member of the Royal Academy of San Jorge, 」とあります。王立音楽院ではなく、アカデミー会員、ということのようですね。初期のフランコ政権の支持者であった、というのは、初期以降は支持者ではなかったのか。コルトーの例もありますし、音楽もまた政治といろいろな形で関わっています。