影の車

「軽蔑」は、考えてみたらちょっとヨーロッパかぶれのインテリぶった映画ですね。ヌーヴェル・ヴァーグ、ゴダール、フランス語と英語とイタリア語、ローマとカプリ、ホメロス、で、ブリジット・バルドー。ちょっと照れくさくなってジントニックとか言ってみた昨日の自分を恥じて、今日は日本映画。「影の車」なんかどうでしょう。松本清張原作、野村芳太郎監督、芥川也寸志の音楽、加藤剛主演のこの映画は同じこの4人が作った74年の傑作「砂の器」(作曲家兼ピアニストの話ですがハンセン氏病の差別問題を取り上げています)に先立つこと4年、こちらは甘ったるい恋愛もの、加藤剛と岩下志麻の不倫のお話です。ここで注目は芥川也寸志の音楽。甘ったるい主題は60年代の安っぽいヨーロッパの恋愛映画を彷彿とさせ(こんな雰囲気は嫌いではない)、マンドリンも使われてまさにイタリアである、と僕は思いました。舞台はどこだったかとにかく海辺で、加藤剛は旅行案内所につとめている。夏、ヴァカンス、やっぱりイタリアと関係があるに違いない。

http://www.youtube.com/watch?v=2vXJeQvJ6bQ

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