ヴィスコンティとフェッリ—二

2度ほど映画について少し書きましたけれどぼくは映画に詳しくないのでたいしたことは書けません。あまりそういうよく分からないことは公に書いたりせずに一人で楽しんでおれば良いかと思ったりもするのですが、書くことがそうちょくちょくあるような楽しい生活をしているわけでもないので、今日もまた映画です。そもそも映画についての知識を深めようと思ってこのサイトを見る人がいるわけはなし、そういう意図ならいくらでも他のサイトがあるわけで、ボク自身も特に映画について深く追求したいとは思ってもおらず、ごく当たり障りのない、表面的な、これが好きあれも好き程度のことしか書けまへん。

今日は一気にイタリアを代表する2人の映画監督、ヴィスコンティとフェッリーニを取り上げるぞ!と意気込んで書き始めてみたら前置きの段階で言い訳だらだら、要するにあまり良くは知らないのです。
この2人は何かと対照的なイメージ(知識の欠落している話題でWikipediaなどを紐解く意欲もないので今日はイメージで語るのである)で、ミラノの貴族の姓を持つヴィスコンティに対してフェッリーニはエミリアロマーニャだかの出身だけれどなんだかローマの印象が強く、前者はインテリなゲイといった感じですが、後者はかつてCNNの60minutesのインタヴューで「非常に精力的に活躍なさってますが60歳を迎えて年を感じるのはどういうときですか?」という質問に「ううむ、若いときは1日に6回はしていたけれど今は3回ぐらいしかできなくなってしもうたわい、ひひひひひ(薄笑い)・・・」というインタヴュアーの目が点になるような発言を聞いた記憶があることからも単なるスケベおじさんであったことが想像されます。

Federico Fellini

Federico Fellini

ヴィスコンティと言えばオペラの演出の歴史にも名を残しており、特にスカラ座でのカラスとのコラボは有名です。ゼッフィレッリは彼のアシスタントをしていたのではなかったかと思います。ヴィスコンティが死ぬ直前に準備していたのは「失われたときを求めて」の映画化だったということで、ボクは日本でその構想を本にしたものを持っていたけれど、イタリアではそんな本は見たことがない(探したこともないので滅多なことは言えませんが)ことからもおそらく日本の方がイタリアよりも情報が多く、日本人の方がよく知っているのかもしれません。そういえばこの2人とは関係ありませんが「黄金の7人」シリーズという非常にすばらしい(バカバカしい)イタリア映画は、こちらではほとんど知られておらず、わずかにミーナの歌った主題歌だけがたまに聴かれるのみです。

Luchino Visconti

Luchino Visconti

ボクの見た彼らの映画を列挙したりしてみると、“ヴェニスに死す”、“Il Gattopardo”、“ルートヴィッヒ”、“L’innocente”(以上ヴィスコンティ)、“8と1/2”、“ドルチェ・ヴィータ(「甘い生活」というのかもしれない)”、“女の都”、“アマルコルド”、“道”(以上フェッリーニ)など。他にも見たかもしれないけれど、思い出せまへん。充分であるように思います。“ヴェニスに死す”のマーラーのアダージェットをバックに船でヴェネツィアに入るシーンは有名すぎるけれど好きです。“ルートヴィッヒ”は面白くて(長くて退屈かもしれない)ボクは何度も見ました。“8と1/2”はフェッリーニでは一番気に入りました。日本では「はちと二分の一」というかと思いますがイタリアでは「オットエメッゾ」というと思います。“ドルチェ・ヴィータ”は有名だけれどあんまりよく覚えていません。フロムミランに書く前に取り上げる映画くらいはもう一度見ておくべきであったかもしれないとも思います。
映画全般をよく知らないというのは映画監督や俳優などの生涯であったりするあたりはよく知らないということで、実はそのようなことはよく知らなくても(それは音楽でも同じです)楽しめばそれでよいのだとも思います。

http://www.youtube.com/watch?v=X4N8B1ggYc4

http://www.youtube.com/watch?v=2E71FX-wkLI

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