シューマンの幻想曲第1楽章のコーダに引用されているベートーヴェンの歌曲「遥かなる恋人に」を聴いてみましょう

ベートーヴェンの連作歌曲「遥かなる恋人に An die ferne Geliebte」作品98です。

10分24秒あたりからの6曲目 Andante con moto cantabile の冒頭が、シューマンの幻想曲Op.17の第1楽章のコーダに引用されています。ここの歌詞は

Nimm sie hin denn,diese Lieder,
Die ich dir,Geliebte,sang.

さあ愛する君よ、受け取っておくれ。
以前に歌ったこの歌を

シューマンの幻想曲で引用される時の「愛する君」はクララですね。一部を全体とすることをロマン主義と言う、とどこかで読みましたが、たしかにシューマンにとってクララはある種全体だったのですね。

悪徳

「タバコ」はもちろん、「暴飲暴食」も体に悪いことは古くから知られています。度を過ぎると、大抵のことは体に悪いものです。体に悪いと分かっていながら快楽に走ってしまうのは、よくないことです。満足を求めて何事にも飽き足らず、何かと度を過ぎてしまうのは、よくないことです。

ピアニストというからにはピアノを上手に弾けなくては話になりません。ピアノを毎日練習して、音一つ間違わず、解釈も筋が通っていて、作曲家の意図をストレートに伝えるような演奏をすることが、ピアニストの本望です。

でも、作曲家の意図がストレートであったかどうか、シューマンはハイネを素直に解釈できたのか、ベルトランは健康な詩人なのか、ダンテの天国には「しなかったことへの後悔」が充満しているのではなかったか、芸術の道徳的な価値なんてワーグナーを愛したナチストを見れば幻想に過ぎなかったことは明らかなのではないのか・・・。

そういう話ではなかった。

暴飲暴食愛煙家、バイロン気取り、カラヴァッジョ、フランソワ・ヴィヨン、などは、大器晩成を目指すしかないしがない無名ピアニストには無縁であります。

Trattoria Dei Bana Ai Buranelli, Via Buranelli - Treviso

Trattoria Dei Bana Ai Buranelli, Via Buranelli - Treviso