帰宅

3日前からトレヴィーゾでズッキアッティ(スカラ座のファゴット奏者)のマスターコースの伴奏をして、昨日はトリエステで劇場のオーケストラの首席ファゴット奏者のオーディションの伴奏をしてきました。5時45分トリエステ発の各駅停車に乗り、ヴェネツィアのメストレでミラノ行きのインターシティー(特急みたいなもの)に乗り換えて11時に10分遅れでミラノ中央駅に着きました。

Stazione centrale di Milano

Stazione Centrale di Milano

しばしば仕事でミラノを離れる機会が多いのでこの駅は何度利用したか見当もつきません。この駅では鞄を盗まれるという苦い思い出もあります。電車にはしばしば乗り遅れ、乗り遅れなくてもギリギリに駆け込み、出発はいつも慌ただしいものですが、到着はたいてい夜、一人でプラットフォームに降りると「帰って来た」という気持ちになります。

このファシスト様式の駅は1年以上前から大改装工事中です。

Stazione Centrale di Milano

Stazione Centrale di Milano

家に帰るには地下鉄に3駅乗り、モスコーヴァ駅で降ります。この写真ではなんだかデザインのあるような、少しかっこいいように写ってますが、本当は小汚い駅です。ここもそろそろ改装をした方がいいと思います。

Stazione Metropolitana di Moscova

Stazione Metropolitana di Moscova

地上に出ると黄金の大仏様!何ともキッチュである。

Largo La Foppa, Milano

Largo La Foppa, Milano

雑然とした並木道を通って、Via della Moscova, Milano Via della Moscova

土曜の夜の渋滞を横切るとBastione di Porta Volta, Milano Bastioni di Porta Volta

我が家に到着である。Via Bramante, Milano Via Bramante

その後、12時を過ぎていたけれどミラノフィルムフェスティヴァルというのを近所でやっていたので少し様子を見に行きました。屋台なども出ていて、流れで何となく乾杯なんかするとますます帰ってきたという気持ちになりました。

Milano Film Festival

Milano Film Festival

野菜を食べる!

肉を食べてワインを飲むだけではなくてもちろん野菜も食べるのである。
今日ご紹介する一皿は「ラディッキオ・トレヴィザーノとアーティチョークのサラダ」です。

冬の野菜を合わせてみました。

冬の野菜を合わせてみました。

12月に食べたときに撮っておいた写真で、どちらも日本では少し珍しい野菜なので切る前の状態の写真もあると良かったのですが、残念ながらありません・・・。
ラディッキオ RADICCHIO というのは赤紫色の小さめのレタスのようなもので、苦いのが特徴です。トレヴィザーノ TREVISANO というのはトレヴィーゾ(ヴェネツィア近郊)の名産のもので、タルディーヴォ TARDIVO と呼ばれ、細長い形をしています。
アーティチョークはイタリア語ではカルチョーフィ CARCIOFI といいます。アザミの一種であるそうで、つぼみの状態のものを食べます。外側の硬い花びらは捨てて、まんなかのCUORE(クオーレ=心臓)と呼ばれる部分を食べます。オーブンに入れたり煮たりするのが一般的で、瓶詰めの酢漬けのものも良く見られますが、生も美味しくいただけます。あくが強く、切っている間に色も悪くなるので、すぐにレモン汁にさらします。
おいしいオリーブオイルと塩だけで充分ですが、お好みでバルサミコ酢をかけてもいいと思います。

悪徳

「タバコ」はもちろん、「暴飲暴食」も体に悪いことは古くから知られています。度を過ぎると、大抵のことは体に悪いものです。体に悪いと分かっていながら快楽に走ってしまうのは、よくないことです。満足を求めて何事にも飽き足らず、何かと度を過ぎてしまうのは、よくないことです。

ピアニストというからにはピアノを上手に弾けなくては話になりません。ピアノを毎日練習して、音一つ間違わず、解釈も筋が通っていて、作曲家の意図をストレートに伝えるような演奏をすることが、ピアニストの本望です。

でも、作曲家の意図がストレートであったかどうか、シューマンはハイネを素直に解釈できたのか、ベルトランは健康な詩人なのか、ダンテの天国には「しなかったことへの後悔」が充満しているのではなかったか、芸術の道徳的な価値なんてワーグナーを愛したナチストを見れば幻想に過ぎなかったことは明らかなのではないのか・・・。

そういう話ではなかった。

暴飲暴食愛煙家、バイロン気取り、カラヴァッジョ、フランソワ・ヴィヨン、などは、大器晩成を目指すしかないしがない無名ピアニストには無縁であります。

Trattoria Dei Bana Ai Buranelli, Via Buranelli - Treviso

Trattoria Dei Bana Ai Buranelli, Via Buranelli - Treviso